ガジュマルと聞いて思浮かぶのは不思議な幹の巨木ではないでしょうか。または、幹がすらりとした観葉植物としてのガジュマルやぷっくりとした根が印象的な鉢植えの物をよく見かけますよね。
すらりとしたガジュマルも素敵ですが、やはりガジュマルの特徴と言えば幹から出ているぷっくりと太い根。これは「気根」といって土の中で太く育ちます。
この気根は実生、つまり種から育てないと出来ません。挿し木では気根が出来にくいと言われているのです。ですから実生ガジュマルを自分で育ててみたいと考える人も多いと思います。
では実生苗にはどのような土が適しているのでしょうか。
実生ガジュマルにはどんな土が良いのか?
実生(みしょう)とは、種から育てることや種から育てた植物のことです。発芽から2~3年経っていても高さ10~20cmほどで実生苗として販売されていることもあります。
このようなガジュマ実生苗を植える時や種をまく時はピートモスを使用するのがおすすめです。ではピートモスとはどのような物なのかご紹介します。
ピートモス
水気の多い場所で育った植物、主にコケ類を原料として作った土です。本体の10倍~30倍もの水分を吸収するという特徴があります。強い酸性の土なので他の土と混ぜると全体を酸性寄りにすることが出来ます。
また、ピートモスはふわふわしているための土を柔らかくすることができます。種まき用に使用する場合はそのまま植木鉢等に入れて使用することが多いです。
ガジュマルは高温多湿を好む植物ですが、水はけが悪いと根腐れを起こしてしまいます。ピートモスは保水性に優れているため水の与え過ぎには注意が必要になります。
まとめ
ガジュマルの実生とは種から育てること、または種から育てた苗のことです。発芽して2~3年経っていても高さ10~20cmほどの小さな苗で、実生苗として販売されていることもあります。
種をまく場合や実生苗を植える際におすすめの土はピートモスです。これはコケ類を乾燥させて砕いた土で、通気性や保水性に優れ肥料分が無い有機質の土です。
強い酸性の土なので購入する際は酸度調整済みの物がおすすめです。ピートモスは観葉植物を扱っている園芸店やホームセンター、通信販売などで購入出来ます。