樹木の幹に苔が生えているのを見たことがあると思います。ガジュマルの幹にも苔が生えることがあります。
原因は様々ですが、まず考えられるのは雨が続いたりして湿気が多いことや風通しが悪いことでしょう。
この他に幹に苔が生える原因としてどのような事があるのでしょうか。
ガジュマルの幹に苔が生えるのは何故?
苔は樹の成長が緩やかな時期や弱っている時に生えると言われます。成長期の健康な樹に生えることはあまり無いようです。
ですから、苔によって樹が弱くなるというよりも苔が生えるような状態になっていることを心配した方が良さそうです。ガジュマルをよく観察してみてください。
例えば、枝が茂っているなら日光も風もあまり当たらないのかもしれません。剪定や間引きをして風通しと日当たりを良くしてあげましょう。
水はけが悪くなっていないか?
土が古くなると粒が崩れて水はけが悪くなってきます。新しい土に植え替えてみるのも良いかもしれません。
しかし、ガジュマルの幹に苔が生えてもあまり心配する必要はないようです。普通、苔によって樹木が枯れるなどの害を受けることは無く、苔が出来るような環境であることを知らせてくれているのです。
苔の生えた皮をそっと剥いでもよいのですが、そのままにしておいても見方によっては風情があってよいかもしれません。
まとめ
ガジュマルの幹に苔が生えても心配する必要はありません。苔が生えたから樹が枯れるとか病気になるということは通常あまりありません。
苔は健康な樹には生えず、どこか不具合がある樹やそのような場所に生えると言われています。ですから、ガジュマルの幹に苔が生えていることに気付いたら風通しや日当たり、枝の混み具合、土の水はけなどをチェックしてみましょう。
枝を剪定して新しい土に植え替えるだけでガジュマルが活き活きと元気になるかもしれません。ただ、苔自体は害のあるものでは無いのでそのまま幹についていても問題はありません。
もし苔の生えた部分を剥ぐ場合は深く掘り過ぎないように注意が必要です。外側の皮だけをそっと剥ぐようにしましょう。苔は盆栽などではとても愛されていて自然の風合いが出ると言って喜ばれるほどです。
ガジュマルの幹に苔が生えてもその風情を楽しんでみてはいかがでしょうか。