ガジュマルは多幸の木とも呼ばれインテリアに活用する人も多くなっています。花のイメージは少ないですが、実の中で花を咲かせるという特徴を持っています。
ガジュマルの木に実がつくのは楽しみのひとつですが、それが落ちてしまった場合は対策が必要なのかも知っておきたいところです。
ガジュマルの実が落ちるのは木が弱っているから?
縁起の良い植物として人気のガジュマルは花を咲かさない植物というイメージがありますが、外側からはわからないものの実は花を咲かせています。春先になるとガジュマルは小さな実をつけますが、ガジュマルの花は花嚢で、実の中に花を咲かせています。
ガジュマルの小さな実にはどんな役割があるのか
この実は野鳥のエサになることが多く、糞に含まれた種は別の場所に落ち、新たに発芽します。実は野鳥の御馳走にもなり、ガジュマルの繁殖にも欠かせないものとなっています。
実は地面に落ちただけでも発芽するのではないかというイメージもありますが、ガジュマルの種には発芽を抑制する成分が含まれていますので、そのまま落ちただけでは発芽しません。
鳥などに食べられ、消化の過程で発芽を抑制する成分も失われていきます。ガジュマルの種も販売されていますが、種から育てる場合も発芽抑制成分を取り除くために良く洗う必要があります。
ガジュマルを育てていて、実が落ちるという意見もありますが、ある程度の時期になると自然と落ちていくものですので、過剰な心配はいらないと言えるでしょう。
実だけではなく、葉まで落ちてしまうという場合は育て方が間違っている可能性があります。ガジュマルは強い植物ですが、あまりに水が不足していると乾燥し、葉や実が落ちてしまうこともあります。逆に過剰に水をやり過ぎることも根腐れの原因となりますので、こちらも注意が必要です。
そして、元々温暖な地域の植物なので、気温が低すぎる場合も元気をなくしてしまいます。冬場は暖かい部屋に移動させたり日光が当たる場所に置くなどで対策をしてあげましょう。
とはいえ、直射日光に当てすぎることも良くありませんので適度な日当たりのところに置いてあげると良いでしょう。
まとめ
ガジュマルの実も他の果実と同様、ある時期になると落ちるものですので、自然に落ちている場合は特に心配はないと言えます。
とはいえ、葉まで落ちてしまう場合は乾燥や逆に水をやり過ぎることで起こる根腐れが発生している可能性もあります。明かに弱っている場合は、元気を戻すためにも水やりや置き場所を見直してみましょう。