沖縄では子どもの精霊「キジムナー」が宿る木として知られており、観葉植物としても人気の高いガジュマル。実は意外と丈夫で育てやすい植物で、盆栽や鉢植えなどでも手軽に育てることができます。
耐陰性があり、日陰に置いておいてもそうそう枯れることはありません。しかし、ガジュマルは熱帯・亜熱帯原産の植物なので、日陰で育てる場合は気をつけなければならないことがいくつかあります。
今回は、ガジュマルを玄関などの日陰で育てるときの方法や注意点などを解説していきたいと思います。
ガジュマルを玄関の日陰で育てるには
ガジュマルを育てるのに最も適している場所は、直射日光が当たらない明るい日陰であると言われています。そのため、日陰とはいえ、玄関が光の入る明るい場所の場合、育てるのには何の問題もありません。
日光が直接当たらない場所を選んで、そのまま置いてあげましょう。もし、あまり光が入らない、一日中薄暗い状態の玄関に置きたい場合は、多少工夫が必要になります。
ガジュマルの日陰での育て方
ガジュマルは耐陰性があるため、薄暗い日陰の場所でもある程度は育ちます。ただ、もともと日の光を好む性質なので、長期間の日陰での栽培は難しく、時には葉が落ちてしまったり、枝がみっともなく伸びたりしてしまうことがあります。
なので、玄関が薄暗い場所の場合は、蛍光灯などの強い光をできるだけ長時間あてるなど、可能な限り明るい環境を作ってあげることを心がけましょう。
また、ガジュマルを玄関に移動させる際は、明るい場所からいきなり移すのではなく、明るい場所→やや明るい場所→少し暗めの場所→薄暗い玄関、という感じで、1週間おきに少しずつ移動させて、徐々に暗さに慣れさせてあげるのが好ましいです。
こうすることで、いきなり暗い場所に置かれた時よりも、暗さに対する耐性がつき、ガジュマルへのダメージを最小限に抑えることができます。
まとめ
ガジュマルを日陰で育てる場合の方法や注意点について解説しました。
基本的に丈夫な植物なので、大抵の環境には適応しますが、ガジュマル本来の性質を正しく理解し、できるだけ元気に育つように配慮してあげるとよいでしょう。