インテリア性があり、土を使用しない『水耕栽培』なのでお部屋が汚れる心配がないのがハイドロカルチャーという栽培方法です。
観葉植物などの植物との相性がいいハイドロカルチャーですが、今回ご紹介するのは『ガジュマル』です。
南国にあるイメージのガジュマルをハイドロカルチャーで栽培した際に起こる『枯れてしまう』現象について調べていきたいと思います。
ガジュマル・ハイドロカルチャーが枯れる?
ハイドロカルチャーでの栽培には土を使用しない代わりに『ハイドロボール』という粘土を高温で焼き発泡されたボール状の石を使用します。
石なので粒の中に小さな穴が空いていて多孔質となっています、その中に取り込んだ空気が酸素となって供給源になるのです。
しかしハイドロカルチャー栽培でそのハイドロボールを入れる容器は鉢植えとは異なり底の部分に穴が空いていません。そのため水はけという点では鉢植えよりも優れていません。ということは、普段の水やりに注意しなければ『根腐れ』を起こして結果枯れてしまうのです。
水やりで注意しなければならない理由
通常は土の表面が乾いてから水を上げるのですが、ハイドロカルチャーの場合は表面が乾いても中が湿っているようなら水やりはもう少し経ってからあげましょう。そのためにも容器はガラスなど中の根の様子や水の状態が見れるものを選ぶのをおすすめします。
水やりで注意しなければならない理由がもう1つあります。
それは『カビ』です。葉の表面や容器の中に白くモコモコしたものが発生したらそれは水の与えすぎによる『カビ』。もしカビが発生したら木作酢をスプレーするなどして除去しましょう。
さらにハイドロカルチャーも土での栽培方法の際と同じく、植え替え作業をする必要があります。ハイドロボールを洗浄・根腐れ防止剤の入れ替えをするために行うことで、カビや根腐れ防止剤の効果をしっかりと発揮させることができます。よって枯れてしまうという失敗からガジュマルを守ることができます。
直射日光を避ける
ハイドロボールは室内での管理を基本としています。
直射日光に当たることで劣化が早まってしまうので、室内の明るい場所での管理をしてください。
まとめ
今回はガジュマルをインテリア性に優れている水耕栽培・ハイドロカルチャーでの栽培で枯れてしまう原因と対策を調べてきました。
最も気をつけないといけないのは『水やり』、水を多くあげすぎるのは根腐れの原因やカビの発生を促してしまいます。
また直射日光に当て続けていたり植替えを行わないとハイドロボールが劣化してしまうのです。
これらに注意していれば枯れてしまうということは少ないので管理はしっかりと行いましょう。