気根という根が特徴的で、観葉植物のなかでも日光をあてているとすくすく育つという比較的簡単で育てやすい「ガジュマル」。
ガジュマルは生長が早いのですが、その分鉢の中では根がどんどん伸びていき根詰まりも起こしやすい植物です。
そんな時行うのが「植え替え」なんですが、植え替えの時に必須なのが「鉢底石」といわれるものです。今日はその「鉢底石」についてご紹介します。
ガジュマルの植え替えの時に必須!「鉢底石」とは?
普段から鉢植えを行なっている人であれば耳に馴染みのある「鉢底石」ですが、実際どんな役割があるのでしょうか?
鉢底石は軽石や暗黒石などの素材から作られた石のことで、鉢に入れる一番の理由は、空気の少ない鉢の中で、土の通気性や水はけをよくする働きがあり、寝腐れの予防となるからです。
特に寝腐れは水はけの悪さが原因で、根が酸素不足になり株全体が弱っていきます。鉢底は土だけだと密閉状態になりやすいので、鉢底石で適度な隙間を作ることができます。
鉢底石はネットにいれると使いやすいので、ネット入りの鉢底石がおすすめです。また、鉢植えは移動する場合もあるので軽い鉢底石も人気があります。値段は500円~1000円くらいで買えるものが多いので、ないよりはマシという気持ちで使ってみるのも悪くないと思います。
鉢が小さい時は?代用できるものとは?
鉢底石は2、3cmほど底に敷き詰めまるので、小さい鉢だと土が入る部分がなくなってしまいます。そのような時は水はけの良い土を使用したり、通気性の良くするために既にスリットの入ってある鉢植えを使用すると良いでしょう。
また鉢底石がない場合は発泡スチロールを荒く砕いたものや、コルクなど通気性のある素材を使用することで、鉢底石の代用となます。
まとめ
今回は「鉢底石」についてご紹介しました。
普段何気なく鉢植えで使っている鉢底石ですが、水はけをよくするためであったり、風通しを良くするためであったりとしっかりした理由があります。
ガジュマルには根腐れが最大の敵なので、面倒臭いなと思わず鉢底石をしっかり敷いて大切に育てましょう。