沖縄で「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿る植物として、また人々の幸せを運ぶ「幸福の木」としても人気が高いガジュマル。
ガジュマルは観葉植物の中でも育てやすく、春と夏によく育ちます。
しかし夏の直射日光はガジュマルにどう影響するのでしょうか。
ガジュマルは夏の直射日光には弱い!?
ガジュマルはクワ科、イチジク属、常緑性樹木になります。日本では九州の屋久島や沖縄などが有名ですが、熱帯・亜熱帯地方に多く見られます。観葉植物として本州でも見られるようになりよく育てられています。
熱帯地方の原産なので耐寒性は低く最適温度は5度以上になります。春~夏にかけて一番成長するガジュマルは基本的に日光がすきなので通常は日当たり良く、風の通りも良い場所での管理がベストです。
しかし、真夏の直射日光は強すぎるので葉焼けを起こしてしまいます。葉焼けを防ぐために30%~50%の遮光をしましょう。40度を越す日は日陰に移動させて暑さ対策をします。
秋~冬にかけて外の気温が10度以下になってきたら室内での管理に切り替えてください。室内で育てる場合でも日当たりの良い窓辺などに置きましょう。
長時間の直射日光は避けなければいけませんので、レースカーテン越しに置いて対応してください。またエアコンの風が直接当らないように注意しましょう。葉が傷む原因になります。
季節や気温によって水やりの頻度は変わる?
生育期は毎日水やりをしましょう。ただし、土が乾いていなければ様子を見て、土の表面が乾いてから与えます。真夏などは暑い日中は避けて朝と夕方に水やりをするのが好ましいです。
10度以下になってくると水やりの頻度を減らしていきます。成長が緩くなるので、土への吸収も落ちてくるため乾いてから2,3日後に水やりをしましょう。
葉の乾燥や害虫予防のために「葉水」をします。「はすい」とはつまり葉に水をかけることです。霧吹きなどで毎日1回行うのがいいでしょう。
まとめ
ガジュマルは本来日光が好きな植物なので春ごろから日当たりの良い場所で育てて徐々に慣らしていきましょう。いきなり直射日光に当てないように注意してください。
遮光ネットなどを利用して上手に育ててみてはいかがでしょうか。