南国にそびえるガジュマルの木は、近いところで沖縄や台湾など自然にある高木です。南国生まれ南国育ちの生い立ち通り、熱さに強い植物です。ユニークなつくりとあらゆる言い伝えから、聖木といわれていて魅力が溢れています。

本来自然界では巨大ですが、室内で私たちが手軽に栽培できるサイズのものもあります。小さくなっても力強さは健在で、見た目の派手さに加えて育てやすさからも人気の観葉植物です。

あまり手間がかからず暑さにも強いガジュマルの木ですが、夏場でも気を付けなければ葉がおちたりすることがあります。

暑さに強いガジュマルなのに夏に葉が落ちる?どうして?

ガジュマルはおひさまが大好きな植物です。しかし、寒暖差や急な環境変化にはなかなかついていけない性質をもっています。

春から秋にかけてはガジュマルがとても育つ時期ですが、気を付けなければいけないこともあります。夏に落葉してしまうケースもあるのでいくつかご紹介しましょう。

ガジュマル 葉が落ちる 夏

葉焼け(葉が黒くなる)

[原因]夏炎天下の直射日光にあてた、または陰からいきなり日の当たる場所に移動させた。

[対策]葉焼けしてしまった葉はもう元の元気を取り戻すことはありません。しかし、水をかけガジュマル自体の温度を低くして日陰で管理することで、葉焼けの進行を防ぐことができます。

根腐れ(葉がしなる)

[原因]水を与えすぎた。

[対策]1カ月ほど水やりはストップしてください。また鉢皿の水も捨ててください。

腐ってしまっている箇所がある場合はその部分を切りましょう。

乾燥(葉がバリバリ)

[原因]水分がたりていない。

[対策]いきなり水を沢山あげると逆に負担となってしまうので、まずは室外の半日向などガジュマルにとって理想的な場所への移動が優先です。その後、鉢の底から水が少し滴るぐらいの水を与えてあげましょう。そして、葉には毎日霧吹きで水をかけてあげることでまた元気になっていきます。

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夏場に強いガジュマル、環境変化には敏感

葉の状態をこまめにチェックし落葉のリスクを減少させてあげましょう。

素早く対応すればするほどに、ガジュマルの木は復活をみせてくれます。この他にも夏は暑いので室内に冷房をきかせがちです。冷房の風が木に直接あたっていたりすると、冷えてしまい葉が黄色くなることもあるので注意しましょう。

また直射日光は危険ですが、日光不足もよくありません。レースのカーテンなどで日光をやわらかくして浴びるようにしてあげることも重要です。

まとめ

ガジュマルの木も夏に葉が落ちることがあります。その原因としては、日照りによる葉焼け、水の過剰摂取による根腐れ、水分不足による乾燥などです。ガジュマルは急な環境や温度の変化で負担をうけがちです。そのことをしっかり理解して育てていけば、いつまでも問題なく元気な姿を楽しませてくれるでしょう。