ガジュマルは、日本では沖縄や屋久島の自然に聳え立つ有名な木です。もともとは東南アジアなど暖かい国によく見られたのですが、輸入により近年日本にもやってきました。

自然のものは20メートルもの巨大な木ですが、観葉植物として家の中で育てられる種類もあります。他の木にはない滑稽なつくりをもち、根っこがむき出しになっていて茎や枝から直にでている姿がめずらしいと大変人気です。力強い根っこが特徴なだけに、健康を祈願しお部屋のインテリアにと育てる人も多いようです。

ガジュマルのように、観葉植物にはとっても厄介なことがあります。それは虫なのですが、ここではガジュマルにも寄生しやすい黒い虫について解明したいと思います。

ガジュマルに黒い虫が!正体とは?

ガジュマルなど観葉植物にくっついてくる虫にも様々に種類はあります。

その中でもよく目にするのがハダニです。見かけは黒くて小さな虫です。赤っぽいものもいます。そして、植物の葉に白い繊維を吐き散らしていく害虫です。葉の表にこのような糸を見付けたら、一度葉の裏をそっと確認してみましょう。黒い小さな虫の大群がいるはずです。これがまさにハダニです。

ガジュマル 黒い 虫

通気性が悪いと比較的発生しやすいので、日々の予防としては葉が密着しすぎているところがあれば少し切ってあげるとよいでしょう。それでもハダニが寄生してしまった場合は次のような対処方法があります。

テープなどの粘着するものに張り付ける

ハダニはとても小さく大量にいることが多いので、粘着させると比較的一気にしかも簡単に取り除くことができます。しかし、あまりに粘着性の優れたものは逆に植物の葉を傷つけてしまうのでご注意ください。

流してしまう

0,30,8ミリとかなり小さな体のために水滴でさえもハダニにすれば溺れてしまう大きさです。葉に水をかけることでハダニは流れていきます。

その際もしも予防のため薬剤などを使用している場合は、その薬剤を水によって巻き散らしてしまうことも心にとめておきましょう。

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薬剤をつかう

ハダニに効果のある薬剤としては、マシン油乳化剤やハダニ専用のスプレーがあります。ハダニにも種類が多数あり、どのハダニにも効果的なのはマシン油乳化剤です。

その名の通り機械油と乳化剤を混合させて作られていて、ハダニの気門を閉塞させることで撃退します。一方スプレーの場合は吹きかけるだけでシンプルに使えますが、種類により効果が異なるためどのハダニにも効くわけではないという欠点があるので気を付ける必要があります。

まとめ

ガジュマルの葉に白い糸状で蜘蛛の巣に似た見栄えのものをみつけたら、まずは葉の裏を確認してみましょう。

そこに大量の小粒な黒い虫がいたならば、それはハダニです。ハダニにも種類があり、赤っぽい色の場合もあります。ハダニは害虫なので放置せずに駆除が必要です。