ガジュマルの木は不思議な形をしていることから「精霊」を宿しているともいわれています。単に観葉植物としてだけでなく、守り神的な目的で購入されることも多いようです。
亜熱帯地方の自然で育つガジュマルは、20メートルの高さを誇るものもあります。さすがにそんな大きな木は家ではなかなか育てられません。
室内に最適な大きさのガジュマルも性質はそのままに、強くてわりと育てやすい植物です。亜熱帯で生息していた品種のガジュマルを、私たちが室内で育てるコツとはどのようなことでしょうか。
室内でガジュマルを育てる秘訣とは?落葉の解決策はある?
私たちが引っ越しするときには、間取りや日当たり過ごしやすさを重視して家を選びます。ガジュマルも居心地のよい場所を好みます。
私たちは部屋の温度により場所を移動したり窓をあけたりして過ごしますが、ガジュマルは自分で移動できないのでこのような管理をしてあげる必要があります。
いくら強いガジュマルといっても、毎日の環境次第では元気がなくなってしまいます。そうなればいずれ葉が落ち、大変な結果を招くことになりかねません。
では、どのような原因が落葉へ導くのでしょうか。その原因と対処方についてはガジュマルが好む環境さえおさえておけば解決します。
日光にあたることで育つ
ただし夏の直射日光はきついのでさけましょう。レースのカーテンなどでやわらかな日光が心地よい日当たりです。
突然な環境変化はうけつけない
特に、温度や日当たりは時間をかけて少しずつ移動させることが重要です。
季節に応じて水の吸収能力が違う
春から秋はたっぷりと、冬には控えめにあげるようにしましょう。土が乾いた時が給水のサインです。また、葉水は害虫予防も兼ねてこまめに行うと尚よいでしょう。
寒さには弱い
冬の窓際や夏に冷房の風が直接あたるような位置には置かないように心がけましょう。また5℃を超える温度を保つことも大切です。
このようなガジュマルが快適と感じる環境であれば、落葉を防ぐどころか葉は美しく艶やかになっていきます。しかし、害虫といった天敵もいるので定期的に様子をみてあげることも忘れないようにしましょう。
まとめ
ガジュマルの木は、室内でもほどよいマイルドな日差しと5℃を下回らない温度の管理、また急な温度変化はさけて季節ごとに適した水の与え方を心がけることによって、落葉することなく生き生きと育てられる観葉植物です。