大半の樹木は幹がありますが、ガジュマルの木の場合その幹の部分が異様に太くずっしりとしています。そのことから、そこに妖精が住んでいるといわれるほどに神秘的な言い伝えまであります。

ガジュマルは、南国の暖かい地域でハツラツと立ち誇る大きな木です。そのために暑さには強いのですが、寒さの方は慣れておらずわりと弱い植物です。

最近では観葉植物タイプの大きさのガジュマルが改良されていて、日本でもインテリア感覚で楽しむ人が増えています。

さてこのガジュマルを家で育てるにあたり、寒さに弱い性質ゆえに起こりえる現象、そして冬場を乗り越えて育つためにはどうすればよいのかをご紹介したいと思います。

ガジュマルの木、寒い冬に落葉を防ぐには?

ガジュマルはしっかり張り付いた根っこのような幹であろう箇所が、いかにも強そうで魅力ある植物です。南国でよくみかける木で、暑さや明るさが大好きです。

ガジュマル 冬 落葉

しかし、観葉植物として日本で育てるには、ガジュマルにとって苦手な冬が必ずやってきます。日本の冬は寒い時で氷点下になる日もあるでしょう。ガジュマルは最低でも5℃の温度がなければ生きていけない熱帯の樹木です。

5℃を下回る日が続けばどうなってしまうのか

そのサインはガジュマルの葉の色に現れます。葉が黄色っぽく変色して、挙句の果てには落葉してしまうのです。そうならないためにも、冬場には室温を出来るだけ5℃以上に保つようこころがけなくてはなりません。

特に、夜間の窓辺は冷気が漂うので危険です。部屋の中でも比較的冷気の当たらない温暖な場所においてあげましょう。そして、逆に昼間には窓辺やベランダなどであたたかくしてあげるようにしてみて下さい。

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そして、もう一つ心配な間違いがおこりやすいのも冬の時期です。ガジュマルは冬には水を吸う勢いがかなり衰えます。そんな状態で夏場と同じように水をあげてしまうと、根っこが腐ってしまいます。

この場合、葉はへたってみるからに元気がなくなります。ガジュマルの成長の勢いを温存している冬の間は、控えめな水のあげ方を心がけるようにしてあげましょう。

まとめ

ガジュマルはもともと暑い場所に立つ高木です。コンパクトに観葉植物として改良されていても、寒さには弱く敏感なので冬場には家あの中であっても冷えない場所においてあげるよう心がけましょう。

また寒暖差にも強くないので、そのあたりも注意が必要です。そして冬場でも穏やかなあたたかい日には、外へだし少し日光をあててあげることと、害虫予防の目的も兼ねて霧吹きなどで葉に湿度を保たせてあげることも重要です。