ガジュマルは、インドやオーストラリアなどの亜熱帯や熱帯地域が原産の植物で、日本でも沖縄や屋久島・種子島などで自生しています。

太く独特な丸みを帯びた幹と厚みのある葉っぱが可愛らしく観葉植物としても人気が高い植物です。ガジュマルは生命力が強く、暖かく日光が当たる場所ならあまり手間もかからず元気に育ってくれます。

ガジュマルは挿し木で増やすことのできる植物で、ポイントを押さえれば初心者の方でも失敗せずに挿し木が出来ます。

そこで今回は、ガジュマルの挿し木のやり方やそのコツをお教えします。

ガジュマルの挿し木をする方法とそのコツとは?

ガジュマル 挿し木 方法

挿し木の時期

ガジュマルは種で増やすことも出来ますが、挿し木で増やすのが一般的です。

ガジュマルは枝がどんどん伸びるので時々剪定をする必要があります。剪定を行うのに最適な46月はガジュマルの新芽が出やすい時期なので、挿し木をするのにも最適な時期になります。

剪定した枝を使って挿し木をすると良いでしょう。

挿し木のやり方

剪定したガジュマルの枝を、先から10㎝位の長さにします。葉っぱが多すぎると葉っぱの方に栄養が使われて生育の妨げになるので、葉っぱは12枚だけ残してあとは取り除いておくことがコツです。

枝の切り口は、切った時に乳白色の樹液が出てきます。この樹液が固まると吸水性が低くなってしまうので、切り口はきれいに洗い流しておきましょう。

土に挿す前に、枝の切り口を数時間水に浸けておくと、吸水ができ切り口もきれいになるのでおすすめです。

挿し木用の枝を、観葉植物用の土や赤玉土、バーミキュライトなど水はけ・水もちの良い土を鉢に入れ、真ん中に穴を開けて、枝の半分くらいまでを土に挿します。その後、水をたっぷりとあげて挿し木作業は完了です。

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挿し木をした鉢は、1週間~2週間は屋外の風通しの良い直射日光の当たらない明るい場所に置き、土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。3週間ほど経ったら、液体肥料を与えましょう。

ガジュマルは、3か月ほどで根が張ります。根がしっかり張って新芽が出てきたら、新しい鉢に植え替えましょう。植え替える時は、新しい観葉植物用の土を使用してください。

鉢底に軽石を敷いて水はけを良くすると、根腐れを起こしにくく元気に育ちます。

まとめ

ガジュマルの挿し木作業はそんなに難しくない作業です。

ガジュマルは生命力の強い植物ですので、初心者の方でも簡単に挿し木で増やすことが出来ます。

ガジュマルの枝を剪定したときには、挿し木をしてみてはいかがでしょうか?