ガジュマルは、濃い緑色の肉厚で光沢のある丸みを帯びた葉っぱと様々な形に育つ特徴的な幹を持つ木です。日本でも、沖縄や屋久島・種子島などに自生していて、「キジムナー」と呼ばれる妖精が宿る木として昔から大切にされてきました。

最近では、丈夫で育てやすく肉厚の葉っぱやポッコリとした幹が可愛らしく、観葉植物としても人気が高く育てる人も増えてきています。せっかく育てるのですから、枝を増やして青々と茂った葉っぱを楽しみたいですよね。

そこで今回は、ガジュマルの枝の増やし方をお教えします。

ガジュマルの枝を増やすにはどうしたらいいの?

ガジュマルは熱帯や亜熱帯が原産の生命力の強い植物なので、適度な水分と日の光でぐんぐん育っていきます。

しかし、時に枝があまり増えない場合があります。そのような時は剪定をします。

ガジュマル 枝 増やし方

ガジュマルは、4~9月が生長期です。この生長期の初めの方の4~7月が剪定に最適な時期です。

枝を切ることは木にダメージを負わせることになるので、この生長期に合わせて剪定をするとダメージが最小限で済み、剪定後には新芽が沢山出てきて枝もどんどん伸びていくからです。

枝を増やす目的の剪定は「丸坊主」にすると良いでしょう。太い幹の部分だけ残して、その他の枝は全て切り落とします。丸坊主にすることで、幹に栄養が十分に行き渡り新しい枝がどんどん伸びていくのです。

剪定をする際には、切り口から雑菌が入って病気になってしまわないように、剪定後は切り口に癒合剤や接ろうを塗って保護をしましょう。また、切り口から出てくる乳白色の樹液は触るとかぶれることがあるので、手袋をつけて作業してください。

剪定した後

ダメージを受けて弱っているので、直射日光に当てると枯れてしまうことがあります。直射日光の当たらない暖かくて明るい場所で管理すると良いです。

また、剪定することで葉っぱが無くなり、葉っぱから水分を蒸発させることが出来なくなり根腐れを起こしてしまうことがあります。水やりは、土が乾いたらするようにしましょう。

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肥料はあまり必要ありませんが、早く大きくしたい場合は油粕などの有機肥料を与えると良いでしょう。また、ガジュマルは生命力が強く根もどんどん伸びていくので根詰まりを起こして上手く生長しなくなることがあります。

鉢の底から根っこが飛び出したとき、または12年に1度一回り大きな鉢に植え替えてください。植え替えを行う事で木にしっかりと栄養が行き渡り、枝も増えていきます。

まとめ

ガジュマルの枝を増やすには、思い切って丸坊主にしてみてください。幹にしっかりと栄養が蓄えられ新芽が沢山出てきて枝が増えていきます。

また、植え替えをすることでもガジュマルの生長を促し枝を増やすことができます。ぜひ試してみてください!