ガジュマルは沖縄県や東南アジアなどに分布する常緑樹で、自生しているものは高さ20メートルもの大きさになることがあります。「幸せの樹」と言われていて観葉植物としても人気です。

幹から生える気根がぷっくりと太いところが可愛らしく、小さな鉢植えや盆栽にして楽しむ人も多いのではないでしょうか。

鉢植えで育てる場合の土についてご紹介します。

ガジュマルを鉢植えにするときの土とは?

ガジュマルを植える土は水はけや水もちの良さが重要となります。ガジュマルは比較的育てやすい観葉植物と言われていますが水切れや根腐れにより枯れてしまうこともあるからです。

ガジュマル 鉢植え 土

初心者の方におすすめなのは「観葉植物用の培養土」です。中でも「ゴールデン培養土」は加熱処理済で殺菌されており有機肥料を含まないためコバエが発生しにくいと言われています。

自分で土をブレンドする場合、水はけを重視した配合としては赤玉土8:腐葉土1:川砂1がおすすめです。

しかし、腐葉土を使うとコバエが発生することがあるため、最後に土の上から赤玉土や鹿沼土など無機質な土を被せておきましょう。

ちなみに、ガーデニングなどで赤玉土を使うことが多いのは水はけ、水もち、肥料もちが良いからです。赤玉土は火山灰が積み重なって出来た関東ローム層の赤土を乾燥させた粒状の土です。肥料成分を含んでいないので虫や菌が寄り付かず清潔で使いやすいという特徴があります。

ピートモス

腐葉土代わりにピートモスというコケ類から作られた土を混ぜることもあるようです。これも水はけと水もちの良い土になります。

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また、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1など鹿沼土を使う場合もあります。鹿沼土は栃木県鹿沼市原産の軽石で水はけと水もちのバランスが良いと言われています。

まとめ

ガジュマルを鉢植えにする際に使う土は、水はけと水もちのよいことが重要です。まずは「観葉植物用の培養土」を使用することをおすすめします。

室内で育てる場合は熱処理や殺菌消毒済みの土を使うと虫が出てくる可能性が低くなります。自分で土をブレンドする場合は赤玉土や鹿沼土、川砂を混ぜると水はけや水もちがよくなります。

また、ガジュマルの成長と共に根が伸びて土の粒も崩れ、水はけが悪くなることがあります。根詰まりや根腐れを起こしてしまうので1~2年に1度くらいで大きな鉢と新しい土に植え替えてあげましょう。