植物の根は土の中で伸びていきますが、ガジュマルの場合は幹の途中から根が出てくる、いわゆる気根ができるのが特徴的です。
この気根はどのような役割を持っているのかと気になっている人も多いのではないでしょうか。
ガジュマルの気根の役割を知る
ガジュマルは人気の高い植物のひとつですが、幹の途中から根が出てくるのも特徴的です。植物の根は通常は土の下で伸びていきますが、中には空気中に出てくるものもあり、それを気根と呼びます。
その役割を知っておきたいですが、ガジュマルの気根は伸びて地中につくと太くなり、木を支える支柱根となります。
気根が育つことで、よりしっかりと木を支えられるようになりますし、空気中の栄養素を取り入れたり、土の中では難しい水分調整を行うのにも役立ちます。
土についた気根は株をしっかりと支え、栄養や水分を取り入れるのに大事な役割を果たしています。土に着いていない気根は大きな役割を果たしていないので切っても大丈夫ですが、土に着いている場合は触らずにそのままにしておくと良いでしょう。
ガジュマルの気根はなぜ出来るのか
ガジュマルの木にはなぜ気根が出来るのかも気になるところですが、鑑賞用として販売されているガジュマルは鉢植えでコンパクトなものとなっています。
鑑賞用のガジュマルは大木になることはありませんが、自然界で育つ野生のガジュマルはかなりの巨木に成長していきます。
そして、大きくなった木をよりしっかりと支えるためにも、倒壊を防ぐためにも気根が成長してよりしっかりと木を支えているということが考えられます。
さらに木は大きくなるとより多くの水分や栄養分を必要としますが気根はより多くの水分や栄養分を取り入れるのにも役立ちます。
気根を育てるのもガジュマルの栽培の楽しみのひとつとなっていますが、気根は空気中の水分を好みますので霧吹きで水をかけてあげたり、日当たりが良い場所に置くことも気根を育てやすくするポイントとなります。
やや難易度は高くなりますが、種から育てたガジュマルは気根が太くなると言われています。
まとめ
ガジュマルは気根ができる植物として知られていますが、その役割は木をしっかりと支えたり、栄養素や水分をしっかりと取り入れるのに役立てられています。
剪定する際も、土に着いているものは切らずにそのままにしておくことがおすすめです。気根を太くしたい場合は種から育てることにも挑戦してみましょう。