一つとして同じ形がなく独特の樹形が面白いのがガジュマルですね。沖縄では「妖精の住む樹」=キジムナーと呼ばれていたり、別名は「多幸の木」とも呼ばれていたりしていて、縁起の良い観葉植物としても人気があります。

そんなジュマルですが、丈夫で育てやすいと言われていますがやっぱり病気になるときもあるのです。

今回はガジュマルの葉っぱの病気の種類と症状についてお話していこうと思います。

ガジュマルの葉っぱが落ちる・・・それは病気です!

もしあなたのガジュマルに黒ずみや黒い斑点が出ていたなら、それは「すす病」かもしれません。

「すす病」とは「すず病菌(糸状菌というカビ)」が増殖することで発症します。

ガジュマル 病気 葉っぱ

葉や幹、枝が黒いすすで覆われて、見た目も良くないですね。
それだけでなくこのすすのようなものは、葉の光合成や蒸散を妨げてしまうのです。

その結果、成長が遅れてしまい、最悪の場合は枯れてしまう可能性も。
この病気は春から夏にかけての暖かい時期に発生しやすくなるので注意が必要です。

すす病菌はカイガラムシやアブラムシ、コナジラミといった害虫の分泌物や排泄物を栄養分として増殖します。

すす病になっている葉を見つけたら、取り除きましょう。それからベンレート水和剤などの殺菌剤を散布します。

殺菌剤散布後、しばらくしてから今度は増殖の原因になっている害虫を駆除するためにオルトラン水和剤などの殺虫剤を散布することですす病の発生を防ぐことができます。

次に考えられる原因は「根腐れ病」

ガジュマルは水が好きな植物です。ところがいくら好きとは言え、土が乾燥する前に水をあげ続けると「根腐れ病」をおこします。

ガジュマルの根は水分と酸素を吸い上げていますが、根腐れすると酸素が吸えないで窒息状態になるので葉や株が衰えます。

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「根腐れ病」の症状

「株の元気がない」「葉の色が黄色や茶色に変色して落ちる」「幹が柔らかくなってぶよぶよしている」のような感じです。

「根腐れ病」しないようにするには

「水やりの頻度を減らし乾燥気味に管理する」「水の吸い上げが悪い時は水はけの良い土に植え替える」「肥料のやり過ぎはダメ」の3点に気をつけてください。

肥料のやりすぎについて

浸透圧の関係で肥料の成分が濃いと土と根っこの水分が出ていって株がダメージをうけます。

植え替えの際は赤玉土+軽石に腐葉土を足して水はけの良い土にしましょう。

まとめ

ガジュマルの葉っぱが落ちる病気として「すす病」「根腐れ病」の2つをご紹介しました。

どちらとも普段からガジュマルの様子をしっかり観察していれば早めに気がつくことができると思います。

多幸の木のガジュマルが病気にならないようにして、幸運を運んできてもらいたいですね。