ガジュマルは沖縄から屋久島にかけての地域に自生し、沖縄の方には「キジムナー」と呼ばれる子供の精霊が宿る木として親しまれている樹木です。

乾燥や寒さに強く薬用や防風林として使われることもありますが、私達に親しみ深いのは観葉植物のガジュマルですね。家の中で育てていると、ヒョロヒョロして葉が増えない・・・なんていうことはありませんか?

今回はガジュマルの葉を増えない時に注意してみる点をいくつかご紹介したいと思います。

ガジュマルの葉が増えない時は剪定してみましょう!

個性的な見た目のガジュマルですが、生長のスピードが早く生命力旺盛なのです。

伸びすぎると葉に日光が当たらなくなったり、水分や栄養が十分に樹や葉に行き届かなくなったりして、成長の妨げにもなります。

ここで必要になるのが「剪定(切り戻し)」作業です。

せっかく育てた枝を切るのはもったいない気持ちになるかもしれませんが、葉を増やすために思い切ってやってみてください。

ガジュマル 葉 が 増え ない

ガジュマルを剪定する場合

切り戻しといって必要のない枝を切り揃えてあげる方法で行います。

この作業は、ガジュマルの形も整って枝の成長も促す大切なものです。
切り戻しをする時期は、生長期の最初の方で行うのが良いでしょう。

ガジュマルの生長期は4月~9月の暖かい時期ですので、4月~5月にかけて行うのが一番です。
それ以外でどうしても切り戻しをしたい時は、枝先を軽く切りそろえる程度にしておきましょう。

切り戻し作業後は、1週間ほどは直射日光を避け乾燥気味に管理します。

切り戻しで葉の数が減っているので、根から吸い上げた水分を蒸散させる力が弱くなっています。
ここで水をやりすぎると根腐れすることがあるので、水やりは控えめに。

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ここで余談ですが、切り戻しをした枝を挿し木にしてみるのも面白いです。
切り取ったがガジュマルの枝は、挿し木で育てても園芸店で見かける幹にはなりません(あのガッチリした幹は実生で栽培されたものなので)

ですが、数本をまとめて植える「寄せ植え」風にして楽しめます。
大きく育てれば、編み込みしたベンジャミンのように仕立てることもできますよ。

まとめ

葉が少ない時は切り戻しで株の生長を促すというお話でした。

生命力旺盛なガジュマルは「多幸の木」とも呼ばれる縁起の良い観賞植物です。葉が沢山つくように上手に管理して、運気もアップすれば嬉しいですね!!