ガジュマルの木は独特なスタイルをしています。極太のタコの足のような幹の部分は、実は根っこです。一風変わった姿をみた人々は、そこに妖精が宿っているのではないかといいます。
そんな言い伝えから、ガジュマルは幸せを呼ぶと人気の観葉植物です。ガジュマルは、もともと亜熱帯の植物です。そのためとても強い力をもっています。相当なことがない限り簡単にはへこたれません。
しかし、亜熱帯の自然と私たちの家の中では環境が違います。もともと強いガジュマルであっても、ある程度の管理をしてあげる必要があります。
例えば、観葉植物でありがちな葉が枯れてしまうといった現象、それはガジュマルにも起こりうることなのです。
ガジュマルの枯れた葉っぱ、切る必要があるの?
ガジュマルは比較的育てやすい観葉植物なのですが、突然の変化には弱い気質があります。そして、強すぎない日光浴と適度な水分は必須です。これを怠ってしまうと、強いガジュマルであっても弱ってしまいます。
サインは葉に何らかの危険信号
葉の症状によって原因と対処の方法は異なります。しかし、葉がすでに枯れてしまっているのなら、葉だけがかれているのか?もしくは幹や根までかれているのか?が重要になります。
葉のみが枯れている場合に考えられる原因
日照不足や水分不足または水分の過剰摂取、強烈な直射日光による葉焼け、急な環境変化や寒さ(5℃以下)さらには害虫が悪さをしている可能性です。
この場合は、場所やみずやりの方法の改善、害虫駆除を行うなどガジュマルの好む環境づくりをしてあげることで、また元気なガジュマルに戻ります。
しかしながら、後者の場合は少し厄介です。幹や根っこまで枯れていれば、その枯れた部分を取り除いてあげる必要があります。そうしなければ、根腐れがどんどん進行してしまうからです。
根が腐っているとき
状態にもよりますが植え替えも必要です。でも安心してください。ガジュマルは他の植物よりも頑丈な性質を兼ねそろえた強い木です。
葉が枯れたからといってあきらめるのではなく、次の春に新しい幹や新芽がひょっこり顔をだすまで気長にまってみましょう。
その間のお世話はもちろん必要ですが、きっと期待に応えてくれるはずです。
まとめ
ガジュマルの葉が枯れたら、幹や根っこの状態をチェックしてみましょう。
葉だけが枯れているなら、切り落とさなくてもその原因に対する環境を改善することでガジュマルはもとの元気な姿に戻っていきます。
しかし、幹や根っこまでスカスカに腐ってしまっていたのなら、その部分を切って除去してあげる必要があります。