ガジュマルは、東南アジアやインド・台湾などが原産の熱帯植物です。日本では沖縄などでよく見られ、妖精の宿る植物として昔から大切にされてきました。

最近では幸福を呼ぶ木として、またポッコリとした太い幹や幾つかの幹が集まっているような姿が人気の観葉植物としても人気の高い木です。

ガジュマルを育てていると、稀に幹がスカスカになってしまうことがあります。そうなった場合、幹を切ってスカスカになった部分を取り除く方法を取ります。

今回は、なぜガジュマルの幹はスカスカになってしまうのか、またガジュマルの幹をどのようにして切ったらよいのかなど切る時の注意点などについてお教えします。

ガジュマルの幹がスカスカに!原因と対処方法とは?

ガジュマルは、比較的手間がかからず育てやすい観葉植物です。しかし、育てる時に注意しなければ重要なポイントがあります。それは、水を与えすぎないことです。ガジュマルは水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうので注意しなければなりません。

水を与えすぎてしまい根腐れを起こすと、まずは根っこが腐り徐々に幹まで腐り始めます。そうなると、葉っぱが黄色く変色したり落ちてしまったり、腐敗臭がしてきてコバエが寄ってきたり、幹がしわしわになり触るとスカスカするようになります。

幹が複数本ある場合、全ての幹がスカスカになっていないのならまだ完全に枯れてはいないので、助けることが出来ます。

ガジュマル 幹 切る

根腐れを起こしてしまったガジュマルを助ける方法は、腐った部分を切り取ること

まずガジュマルを鉢から出し、根っこについている土をきれいに落とします。根っこの細い部分が腐っていると土と一緒にぽろぽろと落ちていきます。太い根っこの腐っている部分はハサミやカッターを使って取り除きます。

幹はスカスカしている部分を切り取ります。幹を切る時には木工用カッターを使うと切りやすいでしょう。
ガジュマルを切ると、白い樹液が出てきます。ガジュマルの樹液は肌の弱い人だとかぶれてしまうことがあるので、園芸用の手袋を使って作業すると良いです。

ガジュマルの樹液はそのままにしておくと固まって水分や栄養を吸収する妨げになります。また、切り口から雑菌が入って病気になってしまうことを予防するためにも、切り口はきれいに洗い流しておきましょう。幹を切り取った切り口は市販の癒合剤で保護すると良いでしょう。

腐った部分を切り取った後は、新しい土に植え替えメネデール希釈水を与えましょう。メネデールは切り口を保護しながら新しい根っこが出やすくしてくれる液体肥料です。ガジュマルを植え替えた後は、直射日光の当たらない暖かく風通しの良い場所で管理します。

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ガジュマルの幹を切る時のもう一つの注意点

作業を行う時期です。ガジュマルは4~9月が生長期です。この生長期に合わせて作業を行う事でガジュマルのダメージを回復させやすくなります。

冬場はガジュマルの生長がストップする時期なので、幹がスカスカなことに気づいても4月まで待って作業するようにしましょう。

まとめ

ガジュマルは根腐れを起こすと幹がスカスカになってしまいます。その場合はスカスカになってしまった部分を切り取ることで治る可能性があります。

でも、絶対に治るとは限らないので、根腐れを起こさないように育ててあげてくださいね。