ガジュマルは沖縄では「キジムナー」という妖精が宿る木として昔から親しまれてきた木です。
ガジュマルは、東南アジアやマレーシア・台湾・オーストラリア、日本では沖縄や屋久島・種子島などの熱帯地方が原産の常緑高木。
幹の途中から気根という根を出し、独特の丸みを帯びた太い幹と厚みのある濃い緑色の葉っぱが特徴的な木で、観葉植物としても人気があります。
ガジュマルは育てやすく強いので、増やし方も挿し木で増やすのが一般的です。
今回は、ガジュマルの挿し木の方法やおすすめの用土などについて説明していきます。
ガジュマルの挿し木の方法とおすすめの用土とは?
挿し木におすすめの用土
ガジュマルの挿し木には水はけの良い土を選びましょう。水はけが悪いと根腐れを起こしてしまうので注意が必要です。
市販の観葉植物用の土は水はけが良く、観葉植物が育ちやすいように配合されているので手間もかからずおすすめです。
その他にも、市販の挿し木用の土や赤玉土・バーミキュライトなども挿し木に適しています。また、自分で配合する場合は、培養土4と赤玉土3と鹿沼土3の割合で混ぜた用土がおすすめです。
挿し木の時期
ガジュマルは生命力が強くどこからでも芽や根を出します。夏の生長期に合わせて挿し木をすると根が張りやすいので、4月~6月が挿し木には最適な時期と言えます。
また、生長期は枝もどんどん増えていくので、剪定をする必要があります。その剪定をした枝を使って挿し木をすると良いでしょう。
挿し木の方法
- ガジュマルの枝を先から10㎝位の長さに切ります。葉っぱが沢山あると葉っぱの方に栄養を使われてうまく生長しなくなるので、葉っぱは1~2枚残してあとは摘んでおきましょう。
- 枝の切り口をきれいに洗い流して、数時間から一晩水をためたコップにつけておきます。
- 鉢の底にネットを敷いて、その上に鉢底石を敷き詰めます。その上に用土を鉢の8割ほど入れて真ん中に穴を開けます。
- 用土に開けた穴に挿し木用の枝を挿し、たっぷりと水をあげます。
- 直射日光の当たらない暖かく場所に置き、土が乾いたら水をあげましょう。
- 1~2週間は屋外の風通しの良い日陰に置き、3週間たったら液体肥料を与えます。
- ガジュマルの挿し木は3か月ほどで根が張ってきます。根がしっかり張って新芽が出たら一回り大きな新しい鉢に植え替えましょう。
まとめ
ガジュマルの挿し木をするときに使う用土は、観葉植物用の土などの水はけが良い用土を使用すると、失敗無く挿し木が出来ます。
ガジュマルは生命力の強い植物ですので比較的楽に増やすことが出来ます。ぜひ、ガジュマルを挿し木で増やしてみてください!