多幸の木と呼ばれたり、しあわせを呼ぶ妖精がいるといわれ、贈り物にも喜ばれる「ガジュマル」。
気根とよばれる土から出ている太い根が特徴的で、葉も丸く厚みを帯びていて、和テイストなところが魅力的なため、盆栽のように育てたいと思う方もいるようです。
盆栽にできるの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、ガジュマルの盆栽もとても素敵で人気があるのですよ。少し趣向を変えてみるのもいかがですか?
盆栽のガジュマルの植え替え方法とコツ
盆栽に植え替えるのは普通の植え替えとは少し違います。まず盆栽に必要なのはなんといっても鉢選びです。鉢も盆栽の一部です。
盆栽用の鉢の種類もたくさんありますが、ガジュマルは根が特徴的なので、お碗のようなやや深めの鉢を選ぶと良いです。
素材もいろいろなものがありますが、メインはガジュマルなので落ち着いた雰囲気のものを選ぶのが良いでしょう。岩などの自然素材を使用したものもガジュマルにはよく合います。
では、さっそくガジュマルを盆栽に仕立てていくのですが、苔をはって化粧砂利を置くだけで完成です!準備するものは苔・化粧砂利・赤玉土(2、3mm)、ケト土、鉢底ネット、ヘラです。ケト土は水を加えて良く練り混ぜて置きます。ヘラは木製のものなど土を平にできるものであればなんでも構いません。
作り方
ヘラで苔にケト土を塗っていきます。このときガジュマルの表土と苔は良く湿らせておきます。すでに鉢に植え替えられたガジュマルの表土の部分にケト土を塗った苔をのせていきます。
このときのポイントですが苔を貼る部分は一部分にしましょう。全体に苔をはってしまうと、水分が全て苔にもっていかれてしまい、ガジュマルの根まで水が行き渡らない可能性があるためです。
また、水分の多い苔がガジュマルの木に触れないようにしてください。腐る原因となります。
貼った苔のまわりにはガジュマルを植え替えた時に使用した赤玉土をいれ、苔と土が密着するようにしましょう。これを怠ると水はけが悪くなるので、軽く水をあげてしっかり密着したか確認します。
最後に苔以外の部分に化粧砂利を敷き詰め完成です。
まとめ
今回は和の良さもあるガジュマルの盆栽に植え替える方法をご紹介しました。
なんとなく難しいイメージのある盆栽ですが、苔の配分とガジュマルにくっつけないように注意さえすれば、素敵なガジュマルの盆栽の完成です。
ぜひ作ってみてください!