世界的に有名なガジュマルの観光スポットには、カンボジアのアンコールワットに近くのタプローム遺跡にある寺院があります。みるものを圧巻させる巨大さで、寺院の建物から突き出しているような生え方をしています。
ガジュマルは気根に特徴のある木ですが、有名な場所のどれもが全く違った印象を与えるとても個性の強い植物です。日本でも沖縄をはじめ、ガジュマルの木が観光スポットになっている場所があります。
鹿児島県の奄美群島の中に喜界島という島一周がおよそ50㎞と小さなとても美しい島があり、この島にもガジュマルの木が生息しています。
喜界島でガジュマルの木がみられる観光名所は?
喜界島は鹿児島の中でも有名な、奄美大島から北におよそ25㎞の近さにある隆起サンゴ礁でできた小さな島です。この島にも沢山のガジュマルの木が生息しており、中でも、有名な大きなガジュマルが2カ所あるといいます。
とても美しい島なので観光スポットは様々あるのですが、このガジュマルが立ち誇る場所も喜界島の観光名所になっています。
手久津久の集落付近
樹齢100年以上という「手久津久(てくづく)のガジュマル巨木」といいます。高さは17mもあります。高さだけでも圧巻ですが、ガジュマルの特徴でもある気根が見せる幹回りは16mにもなる巨木です。
訪れた人々は下からこのガジュマルの木を見上げ、見事な大きさに感動さえ覚えます。
花良治付近の「夫婦ガジュマル」
このガジュマルの木はなんといっても歴史がすごいです。樹齢は850年と推定されています。樹齢に比例して大きさも奄美最大です。
夫婦と名付けられている通り、20mの高さを誇る大変大きなガジュマルの木が2本力強く立っています。この付近には2本の巨木以外にもガジュマルの木がたくさんみられるようです。
ガジュマルの観光スポットとしては打ってつけの場所になっており、また、この他にも喜界島にはガジュマルの木に出会える多くの場所が存在しています。
例えば、ガジュマルの力強い生命力や気根の立派さを象徴して校庭にガジュマルの木を植える学校が多く、喜界島の学校に行けば立派なガジュマルをみることもできるようです。
まとめ
喜界島は、鹿児島県に属する奄美大島からすぐそこの小さな島です。この島のあちらこちらにガジュマルの木が立派に育っています。
美しい島に力強く立つガジュマルの木、特別なパワーをもらいにいってみませんか。