日本で南の島と連想されるのは沖縄です。沖縄諸島には、沖縄本島以外にも美しい離島がたくさんあります。九州本島の一番南側に位置する鹿児島県にも、このような離島が実は600島あるといいます。どの島も、沖縄に引けを取らないほどの美しさです。

中でも有名な島は、「屋久島」「奄美大島」「種子島」です。沖縄地方で生息するガジュマルの木も、実はこういった鹿児島県に属する離島にも多く存在し、世界遺産の屋久島にはガジュマルがたくさん立ち茂るガジュマル公園まであるようです。ガジュマルは種子島より南に生息するといわれています。

ではガジュマル生域最北端、種子島の有名なガジュマルの木はどこにあるのでしょうか。

鹿児島の離島にはガジュマルの木がいっぱい?種子島にも名所はある?

鹿児島県の離島で誰もが耳にし、一度は行ってみたいという島は世界遺産にもなっている「屋久島」ではないでしょうか。

ガジュマル 鹿児島 観光 

屋久島では、志戸子ガジュマル公園やガジュマル巨木の森、他にも沢山のガジュマルの観光スポットがあるそうです。屋久島ほどダイナミックな観光スポットではありませんが、鉄砲伝来の地と歴史にも名高い種子島にも大きなガジュマルの木が見られる場所があります。

種子島について

種子島は、奄美大島、屋久島に次ぐ3番目の大きさをもつ鹿児島県の離島です。日本の中では10番目に大きな離島のようです。

この島の中心都市となっている西之表市に、「住吉ガジュマル防潮林」というガジュマルがみられるおすすめの観光スポットがあります。

このガジュマルは、江戸時代後期から明治の初期に沖縄地方から移植されてきました。樹齢は100年以上ということで大きさも見事です。

スポンサードリンク

そして、このガジュマルの木が有名な理由のひとつが、ガジュマルの名前の由来に関係していることです。ガジュマル、という一風変わったこの名前は「かぜまもる」といった言葉が由来となっています。

そしてその言葉通りここのガジュマルは、風により舞い上がる砂と波をしっかりとガードする役目を果たしています。もちろん、木の並び方は壁のように横並びです。

沖縄では精霊が宿ると信じられているこの木が、ここでは人々を自然災害から守る木として活躍しているそうです。

まとめ

鹿児島県には沢山の離島があり、どの島も大きさは様々ですが美しさには定評があります。そんな離島の中で日本の歴史に登場する種子島にも、見事なガジュマルの木が生息しています。

ガジュマル防潮林とよばれるこの地では、ガジュマルの木が自然災害から集落を守る役目を果たしています。