元気に育っていたガジュマルの新芽が、急に茶色くなったら心配ですよね。どうして茶色くなったのか、原因はいくつかあります。
今回は新芽が茶色くなる原因とその対処方法について考えていきましょう。
目次
ガジュマルの新芽が茶色になるのはどうして?
まずは原因の話の前に、ガジュマルは本来どういう場所で育つのか?ということを考えみましょう。
日本では九州の種子島と屋久島以南の地域でガジュマルは生息します。
種子島で育つということは、かなりの雨が降る気温の高い環境ですよね。
観葉植物として様々な場所で販売されていますが、本来ガジュマルはそういう環境が好きなのです。
簡単に言うと、「湿度と気温が高いところが好きで、水が切れると枯れる」植物ということです。
水分が大好きなガジュマルですが、土の中の水分が多すぎると根から吸い上げることが出来ずに逆に根が傷みます。
それから、熱帯地方で育つガジュマルは日光が大好きです。
新芽が茶色くなるのはどういう時
環境が悪く、株が育ちにくくなると新芽だけでなく葉も茶色になり枯れてきます。
どういう環境が悪いのかと言うと、「土の中の水分が多すぎる」「日当たりが良くない場所」「気温が低く寒い」の三点です。
「土の中の水分が多すぎる」場合
根腐れします。これは簡単に言えば「植物の病気の一種」です。
根が腐ると酸素や栄養・水分をうまく取り込めなくなり、衰弱してきます。
ガジュマルは水分が好きですが、いつも土が湿っている状態は根腐れになりやすいので気をつけましょう。
夏場は土にもしっかり水をあげて、逆に冬場は乾燥気味に土に水をやるより「葉水」を中心にします。
「日当たりが良くない場所」の場合
ヒョロヒョニで株に元気がなくなります。ガジュマルは日光が大好きですから、夏場は外で冬は室内の日当たりの良い場所で育てるのが良いです。
ただし、夏場の直射日光にいきなり当てるのは良くありません。葉焼けをおこして葉の色が変色します。
少しずつ慣らして、半日陰で一日中日光が当たらない場所に置いてください。
「気温が低く寒い」の場合
株が凍傷を起こします。
秋~冬にかけて、寒暖差が激しい時期はなるべく暖かい場所に鉢を置きます。
受け皿に水やりの水が残っていると、水分で鉢の温度が下がって根が凍り、そのままにしておくと枯れてしまいます。
冬の室内は外より暖かいですが、気温が下がってくる深夜から朝方にかけて、特に寒い日の夜は室内でも保温してあげたいですね。
新聞やビニール袋で覆うだけでも、十分に冬の寒さを防げます。
鉢の下にダンボールを敷くと、床下からの冷気を遮ることができますよ。
まとめ
ガジュマルの新芽が茶色くなったら?ということでお話してきましたがいかがでしたでしょうか。
「土の中の水分が多すぎる」「日当たりが良くない場所」「気温が低く寒い」の三点に気をつけてガジュマルの鉢の置き場所や株の状態をよく観察してみてくださいね。