ユニークな樹形で人気の観葉植物、ガジュマル。大きいものだと180cm以上にも成長するため、鉢植えで買ったものだけど庭に植え替えたい・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ガジュマルを地植えにする際は、いくつか注意しなければならない点があります。

今回は、鉢植えのガジュマルを庭に植え替える方法や、気をつけるべきポイントについて、解説していきたいと思います。

鉢植えのガジュマルを庭に地植えするには

ガジュマルはもともと熱帯原産の植物です。そのため、暑さには比較的強いですが、冬の寒さには弱く、耐寒温度は5℃程度。霜が降りるほどの寒さになると、耐え切れずに枯れてしまいます。

ガジュマル 鉢 庭

そのため、何の対策もとらずに地植えができるのは、九州南部~沖縄地方のみ。それより北の地方では、冬の寒さを耐え抜くためにある程度の工夫が必要です。

まずはガジュマルを鉢植えのまま、数年間室内で育てましょう。しっかり根を生やしてガジュマル自体の体力をつけるためと、何度か冬を越させて寒さにある程度慣れさせるためです。

ガジュマルがしっかりと成長したら、いよいよ植え替えです。植え替えの時期は、5月から7月の暑すぎない日が適しています。普通の植え替えと同じように、水はけのよい場所を選んで植えてください。暖かいうちに根付かせて、外の環境に慣れさせます。

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冬が近づき、気温が10℃を下回る日が来たら、冬越しの準備をします。根元に霜よけのための藁や落ち葉をたっぷりと敷き、ガジュマルの周囲に支柱を立て、寒冷紗やビニールなどで覆ってあげましょう。こうすることで、霜が降りるのを防ぎ、冬の冷たい風からある程度守ることもできます。

ただし、これはあくまでも簡易的な対策なので、豪雪地帯や毎日霜が降りるような寒冷地では効果が薄いです。また、そこまで寒くない地域であっても、一度寒波が来ただけでやられてしまうこともありますので、過信は禁物です。

まとめ

鉢植えのガジュマルを庭に植え替えるときに気をつけるべきポイントについて解説しました。

本来熱帯植物であるガジュマルを冬の間屋外で育てるのは、日本ではかなり難しいです。

地植えにする際は、十分にガジュマルを育ててから、細心の注意を払って植えてあげるとよいでしょう。