「接ぎ木」という方法で2種類の近い分類の植物を1つの植物として育てる方法は、近年とても流行っているようで、中でもその独特な姿で多くの人を魅了するガジュマルの木の接ぎ木は人気を集めています。

今回はそんな接ぎ木を『気根』つまり地上に露出している根で行うことができるのかを調べて行きたいと思います。

ガジュマルの気根で接ぎ木?

ガジュマルの木は元々が生命力が高く、少々傷がついても平気なのが特徴です。

今回の気根つまり根を使って行う接ぎ木は先ほど紹介したような2種類の植物を1つの植物にする「接ぎ木」とは目的が異なり、「根接ぎ」という台木の根張りを強くするために行う方法を取るのが目的になります。

根の張りが弱くなったり無くなってしまった時などに根の生えた穂木を使って新しい根として成長を促します。

ガジュマル 接ぎ木 気根

「根接ぎ」の方法を順を追って見ていきましょう

準備するものはよく切れるナイフ・接ぎ木用のテープ・癒合剤・根張りを強くしたい台木・根の生えた穂木となる植物です。

①台木の根に一番近い部分の一部を切り取る。

②切り取った部分の接合部と合うように穂木を切り取る。

③台木に穂木を差し込む、接合部がしっかり合うようにするのがポイントです、癒合剤を塗って接着し、接ぎ木専用のテープを巻いていきます。

④接ぎ木した部分が土に埋まるように植え付けます。

以上が気根で行う接ぎ木方法・『根接ぎ』の手順になります、その後の管理方法はどうしたら良いでしょうか?

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基本的明るい日陰で管理し、土の表面が乾いたら水やりも行い、乾燥しにくい状態を保つようにしてください。ビニール袋などを被せておくのもいいかもしれませんね。

まとめ

今回はガジュマルの木の気根で行う接ぎ木方法を調べてきました。

気根で行う方法は「根接ぎ」という根の張りが弱くなった時などにその張りを元気にするために根の張った穂木を使って新しい根として成長を促すものであることが分かりましたね。

他の接ぎ木とは少々目的が異なりますが、根が弱くなってしまった際にはぜひ試してみる価値はありますね。

チャレンジしてみてはいかがでしょうか?