ガジュマルは、沖縄や東南アジアのような熱帯や亜熱帯の地域に広く分布する常緑高木です。沖縄では「キジムナー」と呼ばれる妖精が宿る木として昔から大切にされています。
育てやすくポッコリとした太い幹と厚みのある緑の葉っぱが好まれ、観葉植物としても人気の高い木です。
ガジュマルは、家庭では挿し木で増やすことが一般的で挿し木からでも十分大きく育ちます。ガジュマル育てていると根上がりを起こすことがあります。
そこで今回は、ガジュマルが根上がりする原因とその対処方法についてお話します。
目次
ガジュマルの挿し木が根上がりする原因と対処方法
根上がりとは、大きく育った根の一部が土から出てきている状態を言います。ガジュマルは、種から育てた実生苗だと幹の根元部分がポッコリと大きく育って自然と根上がりしてきます。
その独特のシルエットがガジュマルの特徴でもあるのですが、挿し木から育てた場合は根元部分が大きくなることはありません。なので、細い幹のまま育っていきます。
なぜ、挿し木から育てたガジュマルでも根上がりを起こすのか?
それは、ガジュマルの根が育ちすぎているからかもしれません。ガジュマルは生命力が強く、しっかりと日光に当て適度に水やりをするだけでもどんどん大きくいなっていきます。
根もどんどん伸びていって、鉢の中でぎゅうぎゅうになってしまうと行き場がなくなった根が土から出てきてしまうのです。
ガジュマルが根上がりを起こしたときの対処方法
一回り大きな鉢に植え替えをすると良いでしょう。
また、根が育ちすぎると根詰まりを起こしてしまい、上手く育たなくなってしまうので2~3年に1度植え替えをすることをおすすめします。
根上がりのもう1つの原因
考えられるのは、土が減ってしまったことによるものです。
厳密には土自体が減るのではなく、水やりなどで土が締まってきてボリュームが減ってしまった状態が土が減ったように見えるのです。
土のボリュームが減って根上がりしてしまうと根が太く育たなくなってしまうので、新しい用土を足してあげましょう。
まとめ
ガジュマルは生命力が強く、挿し木から育てても根がどんどんのびていきます。
ガジュマルの生長を促すために根上がりを起こしてしまったら、植え替えを行ったり土を足したりしてあげてください。