ガジュマルと言えば、沖縄のような南国で広く分布されているイメージですが、管理環境をしっかりしていれば、もちろん南国以外の土地や室内などでも栽培することができます。
しかし種から栽培を始めるには少々長い期間が必要になります。しかしもう1つの栽培開始方法に「挿し木」というのがあります。
すでにガジュマルの木を栽培している人が剪定などを行った際に出る挿し木を使用してしっかりと太く育てるコツを今回は調べて行きましょう。
ガジュマルを挿し木で太く育てるコツとは?
まず大事なこととして『元気な挿し木』で行うことです。
挿し木に葉がついている場合は下の方の葉だけカットして上の葉だけを残しておきます。生長をするために必要な栄養分を多くの箇所に分かれていくことを防ぐためにも葉は少なめにしておきましょう。
園芸店やホームセンターなどで購入することができるビニールのポットに挿し木専用の土を入れ、用意した挿し木を1/2鉢に植えこみます。
ガジュマルを植えたら明るい日陰で管理します。1週間くらい経過したら少しずつ日なたに慣れさせていきましょう。
1か月が経過するころにはポットから鉢植えに植え替えをします。挿し木による栽培は株が大きく成長するまでに少し時間がかかります。
最初の植え替えを行う時には直径が10cmほどのものを選ぶと根腐れなどの心配が無く成長させることができるでしょう。ここまでの水やりは乾燥を防ぐためにしっかりと行います。
挿し木が太く成長する前にはどうしたら良いのか?
挿し木を太く成長させるために肝心なのは「気根」です。
挿し木の場合はこの気根を太くしっかりと成長させるには少し時間がかかるのが事実、気長に次の事を行ってください。
春から秋には霧吹きで空気中に湿気を与えること、肥料をこまめに与えること、湿気が肝になるので土は湿らせておきます、日光にもよく当ててガジュマルが本来育つ環境に近い状態にしてあげます。
冬は気温が5℃以下にならないように注意し、室内管理をすることをお勧めしますがエアコンの風が直接当たらないように注意します。
また水やりも根腐れの原因となるので春や夏には与えないでください。また冬場の肥料は必要ありません。そして植え替え時期には必ず一回り大きなものを使用して大きくしていきましょう。
これらが挿し木から太く成長させるための育て方の行程になります。
まとめ
今回はガジュマルの木を挿し木で太く育てる際のコツを調べてきました。
挿し木で気根を太くするにはかなりの時間を要しますが、しっかりと管理すればいずれ大きな気根を育てることができます。
水の管理、気温の管理、日照時間の管理をしっかりと行って丈夫な株を作れるよう栽培を始めてみませんか?