苔にはとてもたくさんの種類があります。ぬるぬるして厄介な苔もあれば、きれいな緑色でふかふかした苔もあります。
しかし、日々大切に育てている鉢植えのガジュマルに苔が生えてきたのを見つけると少し心配になりませんか?
苔はいったいどうして生えてくるのでしょうか。
鉢植えのガジュマルに生えた苔について
ガジュマルを植えた鉢の土や根元、幹に苔が生えても大きな心配はいりません。苔が原因で樹が枯れたり病気になったりすることは無いからです。逆に樹に何か弱い部分があるから苔が生えると言われています。
ただ、根元や土に生えている場合、表土を覆ってしまうほど増えてしまうと水やりのタイミングが分かりにくくなるという難点があります。
表土の乾き具合が分かる程度に土の部分を残しておくと良いと思います。苔と土のバランスを考えて見栄え良く仕立てるのも面白いのではないでしょうか。
苔は湿気の多い場所が好き
鉢植えのガジュマルに苔が生えてくるということは湿気が多いのかもしれません。水の与え過ぎや水はけの悪さが原因の場合もあります。
土が古くなると粒が崩れて水はけが悪くなるので粒の大きい新しい土に植え替えてみると良いでしょう。
また、枝が伸びて鉢が日陰になっていたり、葉が茂って風通しが悪くなっていたりしていませんか?剪定や間引きをしてあげましょう。
しかし、苔自体が樹木に悪い影響を与えるわけではありません。苔が生える原因は他にもあるかもしれませんが急いで対処しなければならない状況では無いようです。
見栄えが悪いと思う場合は土から抜いたり幹から剥いだりして除去することもありますが、そのまま苔の生えた状態でもかっこいいかもしれませんよ。
まとめ
鉢植えのガジュマルに苔が生えても慌てることはありません。基本的に苔が生えたから枯れるとか病気になるということは無いようです。
ただ、苔は湿気が好きなのでガジュマルが湿気の多い環境になっている心配はあります。新しい土に植え替えたり水やりの量を調整したり、風通しを良くして日に当たる場所に置いてあげたりしてみましょう。
苔自体は害のあるものではありません。好みにもよりますが苔の生えた自然のままの雰囲気を楽しむのも良いのではないでしょうか。
ただ、根元や土の苔を増やし過ぎると土の乾き具合が分かりにくくなるので気を付けてください。