ガジュマルは観葉植物のなかでも、育てやすく少々のことで動じない丈夫なつくりをもっています。強いイメージから聖木とよばれるほどです。

それでも、もともと亜熱帯や熱帯にじっとたたずんでいた経緯から5℃以下の寒さは禁物で、極端に変化する状況にも過敏な植物です。

ガジュマルの木の葉っぱに元気がない、落葉してきたなどガジュマルが悲鳴をあげだしたらどうすればよいのでしょうか。

ガジュマルの木が落葉!原因はなに?

ガジュマルの落葉の原因を追究するためには、まず葉の様子を観察してみましょう。

あなたのガジュマルの葉は次のどの状態になっていますか?

ガジュマル 葉落ち 復活

触るとネットリ、ベトベト

この場合は害虫がいる可能性があります。

黒く変色

原因は急な日光浴、または真夏のきつい日差しに直接あたるなどで葉焼けをおこしています。

黄色く変色

過剰に肥料を与えた。もしくは寒さが影響しています。

パリパリでクルっと丸まってきている

水が足りておらず乾燥しています。

ヘロヘロにしなってきた

この場合、原因は2つ考えられます。水のやりすぎからの根腐れと日光不足です。

このどれでもない場合の可能性としては、突然の環境または温度の変化も考えられます。

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ガジュマルの葉落ちから復活は可能?

原因はわかったでしょうか?

原因がわかれば対処することでガジュマルは大抵復活します。すぐに復活しない場合でも、次の春には新芽をつける強さがあるので、あきらめずに向き合ってみてください。

1.つまみ取る、ふき取るなどして害虫を除去しましょう。水で流してしまうのも一つの手です。駆除したあとはこまめに葉水をすることで予防ができます。

2.水をかけて温度を下げましょう。1カ月くらい半日陰で休ませれば進行は防げます。

3.肥料を与えていた場合は、全ての肥料を一度廃止する。寒さが原因の場合は、なるべく暖かい場所へ移してあげてください。とはいえ急に過激な温度変化はNGです。

4.水を突然与えるのではなく、まずはガジュマルが好む環境へ移動させることが先決です。その後鉢の下から滴るぐらいの水を与えてあげましょう。その時葉水もお忘れなく。

5.根腐れになっていたら鉢皿の水を捨て1カ月お水はやらないことです。日光不足なら薄いカーテン越しの日光からはじめ、徐々に日向に移動させて日光浴をさせましょう。

これで大抵の場合、遅くても次の春には復活の見込みがあります。しかし、冬場にひどい根腐れをおこしてしまったケースでは復活はかなり厳しいようです。

まとめ

ガジュマルの木は葉の状態をチェックすることで、落葉の原因を見分けることができます。ガジュマルは強い観葉植物なので、大抵の場合は対処すれば復活しまた元気を取り戻してくれます。

早くに見つければそれだけ早く対処できるので、復活も早いといえるでしょう。遅くても次の春には新しい芽がひょっこり顔を出します。

気長にガジュマルの好む環境で共にすごし、春の訪れを待つのもひとつの楽しみですね。